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テレビで紹介されて話題になっているマグネシウム洗濯。
消臭効果があると聞いて我が家もやってみました!
今回はなぜマグネシウムでキレイになるのかを解説し、方法と手順、1ヶ月やってみて気づいたことをまとめました。
・生乾きの匂いに困っている
・乾燥機の匂いに困っている
・赤ちゃんがいるので清潔に洗濯したい
・家計を節約したい
なぜマグネシウムでキレイになるの?
マグネシウムと水の反応
マグネシウムは水と反応して、水をアルカリ性に傾けます。
一般的な細菌はアルカリ性の環境で生きられないため、殺菌効果があるということです。
※世の中には好アルカリ性といって、アルカリ性を好む菌もいます。
アルカリ性で死ぬ菌
アルカリ性で死ぬ菌には次のようなものがあります。
・腸炎ビブリオ
・サルモネラ菌
・大腸菌
・O-157
・緑膿菌
食中毒を起こす危険な菌が多くありますね。
逆にマグネシウムを入れると汚れが落ちにくくなるって聞いたけど?
マグネシウムが水に溶けたら硬水になって、洗浄力が落ちるんじゃない?という意見があります。
結論から言うと、硬水にはなりません。
硬水とは
軟水・硬水というのはマグネシウム・カルシウムの濃度(硬度)によって決まります。
具体的には次のように段階的に決まっています。
軟水 | 0~60mg/L未満 |
中程度の硬水 | 60~120mg/L未満 |
硬水 | 120~180mg/L未満 |
非常な硬水 | 180mg/L以上 |
洗濯機にマグネシウムを入れても硬水にはならない
販売会社によると、洗濯用マグネシウムは約300回洗濯すると重量が1~2割軽くなるそうです。
最初が200gだったら、300回使用で40g減る(2割の想定)ということですね。
40g÷300=0.133g
なので1回の洗濯で0.133g(133mg)溶けている計算になります。
1回の洗濯に使われる水の量は、ドラム式洗濯機で平均78L、タテ型洗濯機では平均150Lです。
つまり洗濯するときの水のマグネシウム濃度は
ドラム式洗濯機で133mg÷78L=1.7mg/L
タテ型洗濯機で133mg÷150L=0.89mg/L
となります(あくまで計算上)。
日本の水道水の硬度は地域によって多少異なりますが、基本的に50mg/L未満です。
(クリタック株式会社の全国水質マップ参照)
そこにマグネシウムを0.89~1.7mg/L足したところで、120mg/Lにはなりませんから、硬水にはなりません。
石けん系洗剤には注意
そもそもなぜ硬水ではダメなのか?
それは石けん系洗剤に含まれる脂肪酸カリウムや脂肪酸ナトリウムとミネラルが反応して、石けんカス(金属石けん)が出るからです。
脂肪酸カリウム・脂肪酸ナトリウムを含む洗剤には次のようなものがあります。
・シャボン玉せっけん シャボン玉スノール
・ミヨシ石けん お肌のための洗濯用液体せっけん
・アラウ 洗濯用せっけん
洗濯用のマグネシウムは基本的に単体で使うものですが、もし洗剤と併用したい場合は石けん系洗剤を避けてください。
また、石けん系洗剤をどうしても使いたい場合は、マグネシウムは入れない方がいいでしょう。
というわけで、洗濯機にマグネシウムを入れたくらいでは硬水になりませんし、硬水だとしても石けん系洗剤を併用しなければ問題ありません。
マグネシウム洗濯の方法と手順
①洗濯用マグネシウムを用意する
私は400g入って1280円(税込)のお安いマグネシウムを楽天で買いました。
安くても純度99.95%なので、充分使えそうです。
有名な「洗たくマグちゃん」は1個50gで1,980円(税込)なので、全然価格が違いますね。
②百均の小さい洗濯ネットに入れる
マグちゃんは最初からネットに入っていますが、私が買ったものにはネットが付属していません。
そこでセリアでブラジャー用の洗濯ネットを2つ買い、2重にしてマグネシウムを入れました。
※万が一、洗濯中にマグネシウムが出てきたらイヤなので2重にしました。
マグネシウムの量ですが、マグちゃん公式では洗濯物の量に応じてマグちゃんの数も調節するよう書いてあります。
洗濯物の重量 | マグちゃんの個数(マグネシウムの重量) |
5㎏まで | 2個(100g) |
7㎏まで | 3個(150g) |
9㎏まで | 4個(200g) |
私はイチイチ調節するのが面倒なので最大量の200g入れました。
③洗濯物と一緒に洗濯機へ
洗濯機に服とマグネシウム入りネットをポイっと入れます。
ちなみに我が家はドラム式です。
洗濯機のフタを閉めたら、いつも通りスタートボタンを押します。
④使用後は乾燥させる
洗濯が終わったらマグネシウム入りネットを取り出して、乾かしましょう。
我が家は洗濯機の上に置いていますが、ちゃんと乾きます。
1ヶ月やってみた結果
正直に言うと、最初は効果が分かりませんでした。
我が家は泥汚れや油汚れが無いので、ビフォーアフターがほとんど変わらないんですよね。
でもある日、雨が降ったので乾燥機にかけたらびっくり!
乾燥機にかけると、いつもは焦げ臭いような変な匂いがしますが、その匂いが無かったんです。
主人に報告したところ、洗濯物の匂いを嗅いで「ほんとだ!」と驚いていました。
洗濯物の生乾きや乾燥機による匂いは主に細菌が原因なので、匂いがしないということはしっかり除菌できているということですね。
ただ、息子の離乳食のシミはやっぱり取れませんでした。
効果が弱まったらクエン酸で再生
使用開始して1ヶ月以上経つと、だんだん洗濯物の匂いが気になったり、効果の低下を感じるようになります。
これはマグネシウムの表面に酸化皮膜ができるのが原因です。
わが家のマグネシウムも1ヶ月ほどの使用で全体的に白っぽくなり、ところどころ黒ずみも出てきました。
こうなったら、百均でクエン酸を買ってきて洗浄しましょう。
手順は次の通りです。
クエン酸は百均で買いました。容器はペットボトルの先を切って使いましたが、これは止めた方がいいかもしれません(理由は後述します)。できれば洗面器か陶器の器を用意しましょう。
容器にマグネシウムを入れます。ネットが開けられないものは、ネットごと入れても大丈夫です。そこにひたひたになるように水を入れます。
クエン酸を大さじ1(15g)くらい加えます。目分量で大丈夫です。
シュワシュワと発泡してくるので、時々まぜながら1~2分待ちます。このとき発泡と同時に結構熱くなったので、ペットボトルはやめとけば良かったと思いました。体感としては80℃くらいで、ペットボトルが溶けるほどではないのですが、持ったときにアチッとなります。
クエン酸が付いたままだと反応が続いてしまうので、水でしっかり洗いましょう。洗ったら水気を拭きとってネットに戻します。
見た目もピカピカになりました。
これでまたしばらくは気持ちよく洗濯できそうです。
1年ごとに交換を
マグちゃん公式には約300回使用できると書いてあります。
なので10ヶ月~1年で新しいものと交換しましょう。
300回使うとマグネシウムの粒も目に見えて小さくなります。
小さくなったマグネシウムをお庭の木の根元にまくと、土にミネラルが補給されて植物が元気になるそうです。
まとめ
マグネシウム洗濯は、泥汚れや油汚れを落とすことはできません。
でも一般的な皮脂汚れなら落としてくれますし、とにかく除菌・消臭効果がすごいです。
生乾き、乾燥機の悪臭が無くなったので、我が家のQOL(生活の質)はかなり上がりました。
洗剤代もかなり安くなったので、このまま続けていこうと思います。
ではまた!