最近は、小さいお子さんに英語を習わせているというご家庭も多いのではないでしょうか。
でも習い事には月謝もかかるし、そもそも小さいうちから習う必要あるの?
結論から言うと、絶対必要というわけではないけど、小さいうちからネイティブな発音に慣れ親しむことで、大きくなったときに英語への苦手意識を持たずに済みます。
理由は本文で詳しく解説していきますね。
・子どもを英会話教室に通わせようか迷っている
・自分が英語に苦手意識を持っているので、子どもには得意になってもらいたい
・子どもにはグローバルな社会に適応できる人になってほしい
・幼児に英語を習わせることでどんなメリットがあるか知りたい
英語は大人になってからでも覚えられる?
結論から言えば、英語は大人になってからでも身に付きます。
本人が必要だと思えば、積極的に自ら学びますしね。
実際、高校生、大学生や40~50代になって留学する方もいますよね。
何歳でも遅いということはなく、いつからでも学べるんです。
海外で働くという選択肢が増える
普通に生活していても、日本の景気は良くないなと感じませんか?
給与は減って税金は増えていますし、日本の経済はどんどん悪くなっています。
私たちの子どもが大人になるころには、日本の市場規模が縮小しすぎて仕事がないかもしれません。
そんなとき、英語が話せればアメリカを中心とした英語圏で働くことができます。
実際にどうするかは本人次第ですが、英語が話せれば選択肢はぐっと増え、仕事に困るリスクをかなり減らせます。
翻訳機を使えばいい?
ポケトークなど、高性能な翻訳機も出てきているので英語が話せなくても良いのでは?と思う方もいるかもしれませんね。
翻訳機は旅行で使う程度ならすごく便利です。
でも専門用語などを扱うビジネスで、微妙なニュアンスを伝えるのは困難です。
やはり仕事で英語を使うなら、自分の言葉で伝えることが重要になります。
日本の学校教育ではネイティブな英語は身に付かない
世界と比較して日本の英語教育はかなり遅れています。
韓国や中国の大学生が流暢な英語を話している一方で、日本の大学生は日常会話もできない場合がほとんどです。
その原因のひとつに、フリガナや発音記号があります。
日本の教科書の多くにはtomatoの横に「タメィトゥ」「təmeitou」などと書いてありますが、これが邪魔なんです。
「タメィトゥ」とジャパニーズイングリッシュを言っている間はネイティブな発音は身に付きません。
赤ちゃんのとき日本語を覚えたのと同じように、ネイティブな発音は耳で覚えることが大切です。
「タメィトゥ」ではなくtomatoと耳で聞いたまま覚えるよう、教科書や学校のカリキュラムを改変する必要があります。
とはいえ学校教育が変わるのには時間がかかりますから、当面は家庭学習や習い事で対策するしかなさそうです。
発音への苦手意識をつくらないために
学校で上記のようなジャパニーズイングリッシュを習ってしまうと、だんだんとネイティブな発音をするのが恥ずかしくなってしまいます。
話すのを恥ずかしがっていては、なかなか英語を話せるようになりませんよね。
発音への苦手意識をつくらないためには、幼いころからネイティブな発音に慣れることが重要です。
大きくなっても英語を話すことが恥ずかしくならないよう、発語能力が発達する2~3歳ごろから英語に触れる機会をつくってあげると良いでしょう。
まとめ
幼児への英語教育は、将来子どもたちの選択肢を増やすのに役立ちます。
もし本人が望めば、不安定な日本経済をアテにせず海外でのびのび働くことができるんです。
だからといって幼いころから「勉強させなきゃ」と躍起になることはありません。
英語は勉強科目というよりひとつの言語なので、遊びながら楽しんで話せば自然と身に付きます。
小さいうちは英語に慣れ親しむことを目標としましょう。
ジャパニーズイングリッシュを教えている学校の英語教育では、ネイティブで実用的な英語は身に付かないでしょう。
学校の英語教育を頼らず、英会話スクールや教材を利用するのも有効な方法のひとつです。